平野綾さんが番組にゲスト出演。
以下、ナレーションでの紹介。
平野綾さんは2006年「涼宮ハルヒの憂鬱」で大ブレイク。
「NANA」「DEATH NOTE」「らきすた」など話題作のキャラクターを次々と演じ、
人気を集めています。その演技力が評価され、この春発表された「第2回声優アワード」では
見事主演女優賞に輝きました。歌唱力にも定評のある平野さん。
その活躍の場はアニメにとどまらず、さまざまなメディアに広がっています。
声優平野綾さん。今注目の存在です。
SHIHOさん「髪切られたんですね」
平野綾さん「あ、そうなんです。」
SHIHOさん「何をやってもかわいいから」
シリアスな役からコミカルな役まで多種多様な役を演じている平野綾さん。
箭内道彦さん「平野綾の役作りってどうやってやってるんですか?」
平野綾さん「すごく、直感とかを大切にしていて、それ以前に頂いた役の設定資料とか、バックボーン
とか全部をやっぱり頭に
入れてるんですけど、その中で、それを考えたうえで、一番最初に出たこととか、お芝居とかそういうのを
すごく大事にしようっていう風に思ってます」
箭内道彦さん「例えば、具体的に、『らきすた』だったらどうなんですか?」
平野綾さん「『らきすた』の『こなた』っていう役だったら、すごくだらーっとして感じっていうか、
『こなた顔』っていうのが、(編注:会場から笑いが)わかりますよね?目が点々ってなってて、
口がウニョって。3をひっくり返したみたいになってる感じの顔がいわゆる『こなた顔』なんですけど、
あれを頭の中で思い描いて、私がああいう顔してるときってどんな時だろうな、
みたいなのを考えたときに、
やっぱり、家でベッドとかでだらーってくつろいで、
マンガ読んでいて、『あぁ、このマンガそろそろラストに近づいてきたけど、ネタ尽きてきたなー』とか、
なんかそういうのをぽろっと言っていたりとか、普通にコンビニとかで立ち読みしてて、
ついぽろっとひとり言みたいに出ちゃう時とかが、きっと『こなた』に違いないと思って。
そっから、役作りをしていったりとか」
箭内道彦さん「自分から出てるよね?全部ね。コンビに行った時の自分とか、マンガ読んでた時の自分とか」
平野綾さん「あ、そうですね。役によっては自分にない引き出しを新しく作んなきゃいけないときも、
もちろんあるんですけど、私、よくちっちゃい頃から『ガラスの仮面』が大好きで、
『ガラスの仮面』ってもちろん登場人物もいっぱい出てくるんですけど、
その中にさらに劇中劇があるので、例えば、マヤとか亜弓さんとかを演じていて、さらに別のその人のまま、
別の役を演じなきゃいけないとか、そういうくだりを自分で声にして練習してたりとかして、
一人で全部の役をやっちゃう。やって、練習みたいな」
箭内道彦さん「ものすごい練習になりますよね?」
平野綾さん「そうですね。最初はお遊びでやってたんです。まだ、小学生とか」
箭内道彦さん「もうやってないんですか?『ダラスの仮面』とか今だったら、すごいうまそうじゃないですか?」
平野綾さん「あ、やってます。あ、そうです。昔に比べたら、役の幅とかも最近少しずつ広がってきて、
けっこう出来るようにはなってきたかな、と思うんですけど、『ガラスの仮面』以外にも好きなマンガを読んだりとかして、
それで私『DEATH NOTE』が好きで、ずっと読んでたら、それがアニメ化になって、実際、『弥海砂』の役をやらせていただくことになって、
普通に家で声だして読んでたら」
SHIHOさん「すごい不思議じゃないですか?」
平野綾さん「そうなんですよ」
箭内道彦さん「ある種のデスノートだよね(笑)」
平野綾さん「ノートに書かれてね(笑)、『じゃあ、お前受かれ、オーディション』みたいな」
SHIHOさん「うれしいですよね?」
平野綾さん「かなり嬉しかったです。一番やりたかった役だったので。『DEATH NOTE』の中で」
当たり役といわれる、「涼宮ハルヒ」について
SHIHOさん「ハルヒは平野さんにとって、どんな存在っていうんですかね」
平野綾さん「そうですね。ほんとに、ハルヒなくして今の平野綾はいないなーっていうぐらい、あのまさか、10代のうちに、そんな
当たり役って言ってくださるような役にめぐり会えるとは思っていなかったので。
もう、あのときにしか味わえない最高の思い出を作ってくれたのが『ハルヒ』っていう作品だったなーっていうふうに
思います」
箭内道彦さん「演じるのは難しかったですか?」
平野綾さん「そうですね。あの、今までに私が演じてきたキャラクターって、それまでは、
すごく大人っぽい役だったりとか、すごく年上の役が、『ハルヒ』までは多かったんですよ。
なので、あんなに元気のあって、すごい自分から引っぱっていくような役って今まで
演じたことがなかったので、最初、言われた時は、私に、今までの私にないイメージだと思って
、すごく役作りっていうか、つかむのが大変でした。最初は」
SHIHOさん「実際に声を入れてる時は、自分自身は『ハルヒ』になりきって演じてるって感じですか?」
平野綾さん「そうですね・・・。なんか、なんだろう・・・、『ハルヒ』っていう
別の人格の女の子が自分が演じてるのに、他にちゃんと『ハルヒ』っていう子がいるような気がして、
あの、なんだろう・・・、『私を演じてるんだから、ちゃんと演じなさいよ』って言われてるような気持ちに。
『ちゃんとしなさいよ』『しっかりしなさいよ』って言われてるような気がして、なんかすごく、
『ハルヒ』がライバルのような関係だったのかもなーって、なんか、ほんとにそんな気がするぐらい、
『ハルヒ』っていう女の子はちょっと特別な存在ですね」
SHIHOさん「平野さんなりの『ハルヒ』の解釈っていうのはありますか?」
平野綾さん「そうですね。あの、すごく、ほんとに、傍若無人というか、
すごい唯我独尊な感じが『ハルヒ』には際立っているんですけど、でもその裏で描かれてるものが、
もしかしたら、この子って普通にいる女の子なのかもしれないっていうか、
身近にいる子だったりとか、もしかしたら、自分自身にも『ハルヒ』みたいな面ってあるのかもしれないって
いうふうに思わせてくれる女の子だったので、すごくアップダウンは激しいんですけど、
でも、なんかすごく身近に感じられるように、って自分で思って演じました」
「二十面相の娘」ではチコを演じる。
平野綾さん「あの、私の演じるチコは最初、ただ生きてるだけの状態、みたいなところからスタートするんですけど、
なんだろうな・・・、すごく、演じていて、重なるというか、すごく自分のことのように思えるときとかが
たまにあったりして、だから、チコになにか、すごくシリアスな場面とかで、すごい彼女にとって
ほんとに、立ち直れないんじゃないかなっていう事態が降り注いだりとかすると、
本気で悩んじゃったりとかかして。最初に台本を頂いて、
その時に、リハーサルビデオっていうのを頂くんですけど、それにも、本番で当てる用の絵
が入っていて、それを見ながら、自宅で練習するんですけど、その時にもう、暗くなっちゃって。
もう、『どうするんだろう、チコ』っていうか、『どうするんだろう、私』みたいになっちゃって」
SHIHOさん「なりきってるんじゃないんですか?それは」
平野綾さん「そうですね・・・。すごく、やっぱり、降りてきてるなっていうか、チコが自分の中にあるな
っていう感じがします」
SHIHOさん「この物語はけっこう舞台出身の声の方が多いって聞いたんですけど」
平野綾さん「そうですね。舞台の方もいらっしゃったりとか、あとは、えっと、外国の吹き替えの映画とかをよく
やられている方がすごくたくさんいらっしゃって、普段、あんまり関わることのできない方
と一緒にお芝居させていただいてるのが、やっぱりすごく刺激になりますね」
SHIHOさん「癖とかありそうですよね?」
平野綾さん「あ、でも、逆に私のほうがあるんですよ。作品によって演じるっていうか、技術的なものを
分けなきゃいけないんですけど、ほんとだったら。すごくかわいい女の子たちがいっぱい出てるようなアニメって
そればっかりやってると、だんだんくせがついてきちゃって、たとえば、あの、びっくりするとか、
台本では、ただビックリマークしか書いてないんですけど、『ぁはっ』びっくりしたりとか」
SHIHOさん「わかる。聞いたことある。それ。それが、『二十面相』バージョンだったら、どうなりますか?」
平野綾さん「あの、なんだろうな・・・。チコはそういうびっくりとかをなるべく
入れないようにしたんですよ。やっぱり、どんどん感情表現が出てくるっていうのも、
大事にしかったので。一話とかはほとんど入れてなくって、徐々にだんだん、こう、
表に出せるようになってきたっていうのを印象付けたかったので。のちのち、出てくるんですけど、
実際、ほんとにびっくりした時って、あんまり『はっ』とかは言わないじゃないですか。
なので、息をのむっていうか、それに近いような『っ』ってやるだけでも、
すごく、高性能なマイクなので、拾えちゃうんですよね。だから、そういう、わざとらしいじゃないけど、
リアルな表現みたいなものをいつも、常にやるように。なんで、くせでたまに出てしまうので、
『あぁっ、あぁっ』とか言っちゃうので、そこは『っ』って言うように気をつけて
」
箭内道彦さん「今回は特別に朗読ライブをやっていただけるっていうことで」
(編注:会場から「おー」と歓声が)
平野さんが朗読したのは、「怪人二十面相」より(江戸川乱歩)
SHIHOさん「おとなっぽーい。それ読んでるときは、どういうふうな気持ちっていうか、やっぱり映像が
ある(浮かぶ)んですか?」
平野綾さん「そうですね。なんでしょう。やっぱり、ちょっと古めかしいような感じの色だったりとか、
色とかって想像しやすいと思うんですけど、とか、そうですね、昔の新聞だったり、ラジオとか、
テレビのアナウンサーだったりとか、なんか、あとは、やっぱり『二十面相の娘』をやってるので、そのシーンが
ちらほら出てきたりとか。そういうのを想像して」
箭内道彦さん「今、平野さんが言った匂いだったり、その時代の感じだったり、色だったりが、
やっぱり、なんかこう、みんなも今、共有できてたんじゃないかと思うんですね。
それがすごい不思議な感覚でしたね。なんか、声から、ヴィジュアルがふーっと広がってくるというか。
ちょっと、びっくりしました」
平野綾さん「そうですね。なんか、声でそこまで表現することが出来るっていうのが、
やっぱり、すごくこの仕事をやってて、すごいことだなーって常に思います。
だから、ほんとに、ただセリフを言うんじゃなくて、ただその人の気持ちになって言うんじゃなくて、
まわりのそういう環境とかも意識して、セリフに出すようにっていうのも、最近、それに気づいたんですけど、
最近は心がけるようにしてます
」
ここからは会場のお客さんから平野綾さんに質問するコーナー。
会場の男性「毎日の健康管理に気をつけてらっしゃると思うんですけど、平野綾さんが考える栄養価の高い
食べ物は?」
平野綾さん「栄養価の高い?あの、そうですね。どうしようかな・・・。みなさん、ご存知とか
思うんですが、よく、ブログにカップラーメンを載せていたりとか、あの、すごく、
もうなんか変な生活を送っているんですけど、でも、そうだなー、やっぱり、のどとかのケアとかは
すごく日ごろからするようにしていて、のどに何がいいんだろう、みたいな。
例えば、ジンジャーの入った紅茶を自分で作ってみたりだとか、あと、よくライブとかで、舞台袖に
置いてあったりとかもするんですけど、ハチミツとか、仏のお湯とかにハチミツ入れるだけでもいいし。
何かに入れたりとかするのもいいし、そういうので、すごくのどが温まって、声が出るようになったりと
かもして。食べ物は・・・、そうですね。なんだろうな・・・。逆に教えていただきたいぐらいで」
会場の男性の方「平野綾さんが夢を叶えるために何が一番大切なのか、教えてください」
平野綾さん「私はあまり、目標を立てないようにしていて、身近な、なんだろうな・・・、
生活のうえで、じゃ、次は来週のアフレコはこう頑張ろう、とかそういうのはあるんですけど、
すごいおっきな夢とか目標とか、あんまり立てないようにしてるんですね。なんか、立てたら、
そこまでで終わっちゃいそうな気がして。もし、自分がステップアップしてって、それが
クリアできちゃったら、その次が、なんのために頑張ればいいんだろうっていうの、
また、置かなきゃいけないじゃないですか。なので、常に毎回何を求めているのかを、
その都度、その都度考えて、じゃあ、もっと上にいけるにはどうしたらいいんだろうっていうふうに
考えるっていうのをやるようにしています
」
会場の男性の方「応援してます。頑張ってください」
平野綾さん「はい。ありがとうございます」
1987年10月8日愛知県名古屋市生まれ。
幼い頃から舞台に見に行くのが大好きな子供だったそうです。
箭内道彦さん「芝居の世界に興味を持ったきっかけって何ですか?」
平野綾さん「母がモデルを昔していたりとかして、その話をちょっと聞いていて、
で、その母の影響もあって、母もお芝居見るのがすごく好きだったんで、よく観劇とかに
行ってたんです。それで、ミュージカルを見たりとか、普通ののストリートプレー見たりするのが大好きで。
で、小学校の中学年ぐらいの時に、地域とかでやってるミュージカルに参加して、そこから、
『あ、やっぱりこういうのって楽しい』と思って。で、それが一段落して終わったあとに、
じゃあ、ここからステップアップっていうか、またお芝居ができるために、
じゃ、何をすればいいかって言って、みんなで家族会議をして
」
箭内道彦さん「それがいくつのときですか?」
平野綾さん「それが、5年生、4年生くらいの時ですね」
箭内道彦さん「早い」
SHIHOさん「早い」
平野綾さん「で、私は劇団に入りたいみたいな、で、『あ、それいいと思う』みたいな感じで、
劇団に入りました」
箭内道彦さん「家族は大賛成なんですか?」
平野綾さん「賛成でした。ま、『大変な世界だよ』父のほうもこっちの業界の事を知っていたので、
『いいの?いいの?』って。やっぱり、やるからには、もちろん学校と両立しなきゃいけない年頃だったし、
あの、で、お芝居がやりたいって今、決めたんだったら、それを貫いて、それを職業にするまで、
頑張んなきゃいけないっていうのも、自分でも思ってたし、家族もやっぱりそういうふうに言ってきたので、
それは『ほんとにいいんだね?』『ちゃんと真剣にやります』って言って」
1998年東京の児童劇団に入団。演技や歌の基礎を学ぶ。
1999/4/9放送のテレビ番組、NHK「健康こどもっち!」に初登場。
そのときの映像が公開されました。
ガダルカナル・タカさん「綾ちゃんは外で遊んだりすることは?」
当時の平野綾さん「うん。ある。お友達と遊歩道歩いてお散歩行ったりとか」
その番組には磯野貴理(当時は磯野貴理子)さんも出演。
以上VTR。
SHIHOさん「(児童劇団に)入ってみて、楽しかったですか?」
平野綾さん「そうですね。すごくやっぱり、最初楽しくて。レッスンが3つあって、演技と歌とダンスがあって、
けっこう自信満々で入っていったんですよ。なんか。そしたら、最初にこう、何か月かすると、
学校の通信簿みたいな感じで成績表が来るんですね。で、オールAに近い感じで。
『やった。やっぱりこの道に向いてる』とか勝手に思って。で、それが初等部だったんですけど、
中等部にあがった時に、いきなり成績が下がったんですよ。それで、あっと思って、演技は大丈夫だったんですけど、
歌とダンスがちょっと一段落ちちゃって。最初、あんな得意にやっていたのに、だんだん、苦手意識が
すごく強くなってきてしまって。『なんでだろうな』と思って。レッスンの終わった後とかに、
居残りさせられて。泣きながらダンスのレッスンやっていたりとか。
歌のレッスンも、歌もものすごい楽しかったのに、怒られると、だんだんこう、ちっちゃくなっていってしまって。
だんだん、声もおっきく出せなくなっていったりとかして、自分の歌い方がわかんなくなっていっちゃって。
それで、また居残りさせられて、『えぇ~ん』みたいなことをずっと基礎ばっかりやらされていた時期があったりとか。
でも、そういうのも、今思うと、全部今につながっていて、あの時泣きながらやっといて良かったなって
すごく思いますね」
2001年、13歳でテレビアニメのオーディションに合格。
「おとぎストーリー 天使のしっぽ」でモモ役で声優デビュー。
2002年、「キディ・グライド」ではメインキャラクターの一人、リュミエール役に抜擢される。
箭内道彦さん「実際、やってみてどうでした?声優っていう仕事を」
平野綾さん「いざ、現場に入ったときに、まず、マイクの入れかわりっていうか、すごく
びっくりしてしまって。こういうピンマイクがついてるわけじゃないので、
マイクがスタジオに入ると、3、4本並んでるんですよ。で、そこにセリフがある人は、
自分からそこに行って読まなきゃいけないっていうの、ま、聞いて多少わかってたんですけど、
すごい、そのデビュー作は、すごいキャラの多い作品だったので、
一人一言しゃべったら、もう、次々次々入れ替わるんですよ。なので、なんかもう、ほんと、
ぶつかりそうになっちゃうぐらい、マイク前っていうのは、激しい争いが」
SHIHOさん「テニスの練習みたいじゃないですか?」
平野綾さん「ほんとに。『次、私、私』みたいな感じで行かなきゃいけなかったので。
最初、見学で、こう、見ていたときに、何が何だかわからなくって。
でも、よく見ていたら、その、今しゃべっている人のセリフの3つ前の人が、そのマイクにその前で
入っていたりとか、っていうのが、だんだん仕組みがわかりはじめたんです。
なんか、自分の2つ3つ前のセリフの人のマイクに入るとそれが入りやすいっていうのがあったりとかして。
『なるほど。こうやればいいんだ』って。もう、見よう見まねでほんとに、最初はやりだした感じです」
SHIHOさん「現場で学んだって感じですか?」
平野綾さん「そうですね。すぐに実戦になってしまったので」
箭内道彦さん「でも、教えてくれるわけじゃないんだね?そのやりかたとか」
平野綾さん「やっぱり、まだちっちゃかったので、ある程度、教えてくださるんですけど、
やっぱり、本番入ってからのみなさんの動き方とかは、やっぱり自分で見て、考えなきゃいけないなぁっていうのは
あったので。そこはちゃんと、これでもかーっていうぐらい見て、吸収しようっていうのがありました」
箭内道彦さん「子役から、芝居から声優にデビューされたきっかけはあったんですか?」
平野綾さん「けっこう、顔が童顔だったので、それがすごくコンプレックスで。高校生なのに、
小学生の役が来ちゃったりとか、普通にあったんですよ。なので、いざ、その、いざ小学生を
やってくださいって言われると、声がその役によってころころ変わっちゃうんで、
『いや、普通に自分のいつもの出してる声で』って言われると、なんかそれにちょっと抵抗があったりとかして。
あと、逆にちょっと大人っぽい役とかを振られたりすると、いきなり声が大人になっちゃって、
『顔と声が合わない』って言われていたんですね。なので、そこを、すごくコンプレックスだった、
その部分を自分の強みっていうか、『あ、この仕事に生かすことが出来る』っていうのが
声優だったって感じです
」
箭内道彦さん「ずいぶん早く気づきましたね。そのことに」
平野綾さん「そうですね。ほんとに、良かったって思います」
SHIHOさん「声優っていう仕事に手ごたえを感じたのはいつごろですか?」
平野綾さん「デビュー作の次の作品だったんですけど、『キディ・グレイド』っていう作品だったんですけど、もう、
見た目はすごくちっちゃい、8歳とかそのぐらいの容姿なのに、実際は何千年も生きている、すごく
相方の女の子の事を姉っていうか母親のように見守るような、すごく器の大きい役を頂いたんです。
それをやらせていただいたときが、一番、なんか、手ごたえっていうか、何かつかんだなっていうのがありました」
箭内道彦さん「あそこで演じてる人格が、声を伴っているというかね、声が人格を伴ってるというか、
それはすごさだと思ったんですよ」
平野綾さん「キャラクターの心情とか、そういうものだけじゃなく、それプラス物語の流れみたいなものを
自分でこう、組み立てていけるようになったときに、『あ、これだ』っていうふうに
思って。これを次にもどんどん生かしてやっていきたいなと思ったときに、きっとこれが
声優としてお芝居することなんだなっていうのがわかって。そこでやっぱりこの仕事がいいなっていうか、
やっていきたいなっていうふうに思いました」
「解体新ショー」ではナレーションを担当。
「音楽活動、写真集、DVDなど平野さんの活躍の舞台はアニメの枠を超えて広がっています」と紹介されました。
箭内道彦さん「声優以外の活動について、興味というか、これからどうしていこうってありますか?」
平野綾さん「そうですね・・・。たとえば、テレビに出ているから、声優・平野綾じゃなくなるっていうことは
絶対したくないなと思っていて、テレビに出るときでも『声優です』ってちゃんと言えるように、そういう
出方っていうか、をしていかなきゃいけないなと思っていて」
SHIHOさん「やっぱり好きなんですね。声優が」
平野綾さん「好きですね。やっぱり、お芝居がしたくて、最初にこの世界に入ってきて、
で、今ほんとにお仕事につながって、ほんとに満足して、
毎日充実した毎日を送っているので、それを実現させてくれたっていうか、そういうことやらせていただけるようになった、
声優っていうお仕事はほんとに大事」
SHIHOさん「平野さん自信、どういう声優になりたいですか?」
平野綾さん「そうですね・・・。なんか、やっぱり、こう、目標はあんまり立てたくないので、
常に役によって変わることの出来る変幻自在な、この人の姿ってほんとは、いろんな役をやってるけど、
ほんとは、それこそ、『二十面相』みたいに、ほんとはどれなんだろうっていうか、でも、ちゃんと
平野綾のパーソナルな部分とかも、みなさんにわかっていただけるような。で、私は声優のお仕事もそうですし、
いろんな場で平野綾っていう部分、出すことができるので、そういうものをみなさんに
よく知ってもらえる、いただけるような形を
築いていければいいなと思っています
」
SHIHOさん「築いてるよ・・・。築いてる、築いてる」
平野綾さん「でも、また10年後とか、また全然違うような感じになってるんだろうなって、今、思います」
(2008/6/2放送 NHK総合テレビ「トップランナー」より)
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