松下奈緒さんの言行録
「徹子の部屋」より(2008/4/16)

松下奈緒さんの言行録 「徹子の部屋」より(2008/4/16)

黒柳徹子さん「3月19日に音大を卒業になったという。『ちりとてちん』のテーマ曲を演奏してらしたのも あなた？」
松下奈緒さん「はい。そうなんです。まさにぴったりな曲を書いてくれたんで」

松下奈緒さん「私、出身が兵庫県で、関西なんですけど、むこうだと、なんていうんですか。 フルーツ牛乳っていうものがあるんですけど、関東でまだ一度もお目にかかったことがなくて。 普通に牛乳ベースなんですけど、フルーツの味がするっていうものなんですけど。 フルーツオレみたいな感じですね。イチゴミルクのフルーツいっぱい入ってる版、みたいな。 むこうの関西の喫茶店とかだと、氷と牛乳とフルーツをそのままいれて、ミキサーで。」
番組でそのフルーツ牛乳が登場。

黒柳徹子さん「身長は？」
松下奈緒さん「174です。手はおっきいですね。」
黒柳さんと手を合わせて比べてみたところ、指の一関節ぐらい大きかったです。
松下奈緒さん「(ピアノ)届きますね。10音ぐらいはいけます。だから、自分のこの体格と手の大きさを 一番つかえる曲っていって、ラフマニノフが好きだったりとか。」

2007/4/1に卒業にあわせてのコンサートで、モーツァルトのコンツェルトを演奏している映像が放送されました。
松下奈緒さん「もう、これで弾き終わったっていう感じの表情してましたね(笑)。 大学行ってる時もオーケストラと一緒に演奏する機会ってことなかったので、卒業してはじめてコンツェルトと 一緒にオーケストラと一緒に演奏できるっていう事だったんですけど、いろいろありまして(一年間卒業がのびました)」
黒柳徹子さんも同じ、東京音楽大学卒業。松下奈緒さんは黒柳さんの後輩になるそうです。
松下奈緒さん「入ること考えたときに、一番受験勉強っていうのが大変で。(実家は)田園豊かです。 なので、山奥というか、山に囲まれたところだったので、こう、東京にレッスンに行くのに通ったりとか。 母親はずっと音楽やってて、音大でてたんですけど。(母に)習ったことはないんですけど、 影響はすごく受けてましたね」
子供の頃の写真を公開。電車は単線だったそうです。
松下奈緒さん「小学校、中学校、高校とみんな(同じ友達と同じ学校で)やっぱり幼馴染みで。すごくこう、小さなところで仲良くなれるっていう 感じで。やはり、東京に出た友達もあんまりいなかったですし、なんか、音楽とはいえ、大学っていうのはすごい未知の世界で」
松下奈緒さん「私、小学校6年生の時に、『ロングバケーション』というドラマを見て、 ピアニストの役でしたし、音楽のすごい、ドラマだったので、興味があってみてたんですけど、 その時に山口智子さんが出てらしてて、はじめて女優さんってこういう仕事なんだ、って思って、憧れをちょっと持って。 そん時はじめて女優さんになりたいって思ったのが。(ピアニストと)両方夢を見ていて。(上京は)高校卒業して すぐだったので、受かってから東京へ。一番たぶん勉強した時期だと思いますね。ずーっと帰宅部だったですし、 だから、今となって部活ってやっとけば良かったかなーって思う瞬間もあります。 ご飯以外ずーっと練習するっていう時間が長くて.けっこうピアノ以外のことは考えてなかったですね。 3歳からずっとやってきたので、途中であきらめて女優さんになるっていう勇気がなくて。 で、もう、その時の私の目標が音大に行きたいっていう事だったので、 まずその夢を叶えてからやっぱり女優さんっていう夢もかなえたらいいかなと思って。(音大はわりと自由)なので 先生方もすごいいろんな楽しい方いらっしゃるし、学生ももちろん同じ夢を持っているので、 いい刺激をもらえるというか。ちょうど女優さんとしてデビューしたのも大学入ってからだったので、そういう 意味では、別に何にも言われることもなく、好きなことを好きなようにやらせてもらえる学校だったので 」
黒柳徹子さん「大学でのピアノの勉強と仕事の両立はどうでしたか？」
松下奈緒さん「やってみて、大変だなというのは感じましたね。その、試験とロケが重なったりとかすると、 こう、地方に行ってて、ピアノをやっぱり移動できないので、それが一番辛かったですね。 そういう時は、小さな鍵盤楽器を部屋に入れたりとかして、もう指を動かすだけでおもやっぱり違うので、 やっぱりそうやって、筋トレみたいなことをしてたりとか。あとボールを。反発のある ボールを握ってたりとか。」
黒柳徹子さん「スタイルがいいですね。モデルにスカウトされたことは？」
松下奈緒さん「少しだけやってたこともあったんですけど、でも、やっぱりそこで女優さんの方が やってみたいなって思うようになったというか。モデルさんをやってみて初めてそう思ったっていう事もありますね」
黒柳徹子さん「作曲もされているんですね」
松下奈緒さん「あの、私はずっとピアノ科だったので、作曲科っていう感じの授業はなかったんですけど、 ほんとに作りたいものを自由に作れるっていうのがピアノ科ならではのところもあったりとかして。 ほんとに、自分が弾きたい曲を作りたいとか。自由にけっこうそこも、自分の思うように やらせてもらえてたので。いろんなものを作りました」
黒柳徹子さんが行っていた頃の校舎は汚かったそうですが、最近訪れてみると、本当にきれいなんだそうです。
松下奈緒さん「今、ほんとに新たしいホールもできてますし、私も長いこと長期ロケ行ってたりすると、 なかなか行けなくて、もう久しぶりに学校行ったりすると、『何？(新しい)建物？』っていうことがけっこうあったりとかして。 ほんとに桜も今、きれいに。卒業式シーズンすごいきれいに咲いてて」

卒業式でははかまを着て、写真を撮ったそうです。
松下奈緒さん「(はかま)やっぱり憧れますね。一生に一度かなと思うと、ウェディングドレスを着るような気持ちで ずっとはかまを着たいなと思って」

黒柳徹子さん「レコード会社の人にスカウトされたんですよね？」
松下奈緒さん「もともとずっとピアノでいろんなとこでコンサートとかやってる中で、『この仕事を やってみないか？』ということを声をかけてもらったりとか。やっぱりその時から、作曲ということも 興味がありましたし、いずれは音楽家として自分を表現したいなということも思ってましたので、 なので、ほんとにこういうチャンスをもらえてよかったなと、今は思ってます。 すごいいい環境で今、仕事させていただいてます」

映画「チェスト！」の中の「まなざし」という曲を演奏。
番組で演奏したピアノには「Steinway & Sons Takagi-Klavier」と書いてありました。

黒柳徹子さん「きれいな曲でほんとにね、映画の中で先生と子供たちの中ではちょうどいい」
松下奈緒さん「今回、小学校の先生っていう役だったので、子供とまずどういう風に向き合えば 一番それが自然に、いい映画にっていうか、それよりもやっぱり私がすごく子供を愛せるのかなっていう ような気持ちになって」
黒柳徹子さん「兄弟は？」
松下奈緒さん「妹が一人いるんですけれども、もう高校生なので、おっきいので、小学生の子たちって何を毎日思って、 何を話すんだろうっていうのが、逐一、耳を傾けてましたね。ずっと撮影中。(今回)作っていく中で、 今回演じる方としても先生という立場と、あと曲を作る側としての作曲者として両方の立場でいられたことが、 すごくラッキーだったなとおもって。子供の顔みていろんなこと思い浮かべて曲を書けると 、やっぱり嘘のない、それがすごく表現できたかなと思います。ばらばらだとだめだったのかな、と思います」
錦江湾での撮影。
松下奈緒さん「鹿児島の桜島に向かって、子供たちが毎年夏にやってる行事で、今もやってるんですけど、 それを子供たちが4キロぐらいずっと泳ぐんですよ。で、それをドキュメントをみてるぐらいにリアルに 映像化されてるんですけれども。(役者だけでなく)鹿児島の小学生たちもいますし。」
黒柳徹子さん「松下さんは泳げます？」
松下奈緒さん「私は、クロールはできないですけど、平泳ぎは早いです。」
松下奈緒さん「夏休み前の 前期の試験に重なったりとか、けっこうそれが大変でしたね。主題歌をリコーダーバージョン で急遽音楽室のシーンを入ってきたというので、絶対、合唱したり、合奏したりすると面白いだろうなと思って、 リコーダーの譜面を書いて、それを鹿児島に持っていって、みんなで練習してもらって。 (子供たちはリコーダーが)ほんとに上手なんですよ。すぐにできるっていうか。」
黒柳徹子さん「『チェスト！』っていうのは？どういう意味なんですか？」
松下奈緒さん「あの、『チェスト』っていうのは、掛け声みたいなもので、『よし、いくぞ』みたいな 気合を入れる言葉なんですよ」

黒柳徹子さん「アラン・ドロンが好きなんですって？」
松下奈緒さん「大好きです。『冒険者たち』っていう映画がものすごく好きで、あの、なんともいえない ちょっと色っぽい感じとか。やっぱり顔が好きっていうよりもフランス語しゃべるアラン・ドロン がすごく好きなんですね。映画も好きなんですけれども、アラン・ドロン出てる映画がすごい 、特に好きですね」
黒柳徹子さんはアラン・ドロンさんと「夢であいましょう」という番組で共演したことがあるそうです。
事件があった後だったそうです。記念写真が紹介されていました。
松下奈緒さん「うらやましい。いいな。年とってても、すごく素敵なダンディーさは抜けてない感じが。」
黒柳徹子さん「今、やりたいことは？」
松下奈緒さん「ライブをやってみたいです。コンサートなり、ライブなり、興味がわいてます」
(2008/4/16放送 テレビ朝日「徹子の部屋」より)

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