松浦亜弥さんの言行録
「徹子の部屋」より(2008/5/23)

松浦亜弥さんの言行録 「徹子の部屋」より(2008/5/23)

4年ほど前に「ザ・ベストテン」の同窓会のような番組で松浦亜弥さんと黒柳徹子さんは
会ったことがあるそうです。

松浦亜弥さん「最近、私がすごくはまっていまして、ちょっと疲れた時とか、元気がない時に、 これで笑っていただきたいなと思って。最初に見たときに私、おなか抱えて笑ってしまって。私、2個ぐらい持ってます」
セサミストリートのエルモで、笑うぬいぐるみ。
黒柳徹子さんにプレゼントしていました。

黒柳徹子さん「みんなは何て呼ぶの？」
松浦亜弥さん「みんなは『あやや』って呼んで下さる方が多いんですけど、 私が一番衝撃を受けたのは、私がテレビで『将来女社長になる』みたいなことを言ったら、 それをファンの人が拾って、台湾の方に行ったら、空港で、『社長』って。 『亜弥社長Tシャツ』みたいな、作ってくれたりとか。それが一番ヒットですね」

番組では松浦亜弥さんが好きだというジャスミンティーが登場。
松浦亜弥さん「ジャスミンティーなんですけど、最近やっと飲める様になったんですけど、 私、生花とかもだめで、最近やっと飲めるようになったんですよ」

黒柳徹子さん「本当に顔ちっちゃいわね。みんなに言われるでしょ？」
松浦亜弥さん「顔はちっちゃいとは言われます。でも、うちの母親もっとちっちゃいです。私、おばあちゃんも顔が ちっちゃくて」
松浦亜弥さん「14歳でデビューして、すぐ15になったんですけど、今年8年目です」

番組ではこれまでのヒット曲を振り返ってVTRで流れました。
黒柳徹子さん「社長(松浦亜弥さん)はずいぶん強い声ですね」
松浦亜弥さん「そうですね。高いっていうか、声変わりじゃないんですけど、デビュー3、4年ぐらいに 大人の声になったんですね。最初はキンキンキンキンして、実はあまり自分の声があんまり好きじゃなかったんです。 普段自分が聴くアーティストさんって、ユーミン(松任谷由実)さんとかDREAMS COME TRUEさんとか、 大人の声の人の方が多かったので、キンキンカンカンっていうのが、好きじゃなかったです」
黒柳徹子さん「声はかれる事ある？」
松浦亜弥さん「最近は大丈夫ですね。昔はやっぱり、のどからしちゃったりっていうことはありましたけど」
黒柳徹子さん「小さい頃から、歌手になりたかったんですって？」
松浦亜弥さん「学校でも、その当時、モーニング娘。がすごい流行っていて、 学校の文化祭か何かで、出しものをするっていって、誰の曲歌うってなった時に、 モーニング娘。の『ハッピーサマーウェディング』っていう曲だったんですけど、 それを友達に借りて、歌詞を見ようかなと思って、 開いたら、オーディション募集用紙っていうのが出てきたんですけど、 友達のではあったんですけど、『ちょっと失礼』って思って、勝手に借りて送っちゃったんですね。 それがはじめて、オーディションだったり、芸能界に行く道を見つけたんですよ。 それまで、東京に行って、スカウトされないと芸能界には入れないと思っていたので。 」
黒柳徹子さん「関西の？」
松浦亜弥さん「兵庫県姫路ですね。うちの母親にだけは、相談して送りました。(母は)のりのりだったんですよ。 それを言った瞬間、目の色が変わって『やんなさい』みたいな。なんでそんな勧めてくるんだろうと思ったら、 一回も聞いたことなかったんですけど、『実は自分はちっちゃい頃アイドルになりたくって、よく昔は テレビとかでやってたオーディションみたいのに自分も出た頃がある』と。はじめて聞いたんですけど、 『そうなの？』『私ができなかったこと、あんたやってくれたらうれしいな』って言って。 応援してくれたんですね。 一次は書類審査で通りまして、第二次は東京のほうに歌いに来てくれ、ということで、行ったんですよ。 第一次の書類審査は(父に)言わなかったんですよ。母と二人で秘密でやったんですけど、 さすがにな、と思って、言ったら、『ま、社会勉強になるし、いいだろう』 っていうので、行かせてくれたんですよ。でも、一ヶ月以上経って、 忘れた頃に『合格しました』っていう連絡が来たんですね。 で、『次の春にデビューさせていと思います』 っていう連絡が来たんですね。私は嬉しくて、嬉しくて、すぐ母親に言ったら、 母も喜んでくれて。で、父親です。それが大反対。 『だめだ』って一言言われて。『なんで？』って言ったら、 『義務教育が終わってからでもいいだろう』って。 中学生だったので、そんな娘を手放すのも不安だろうし、っていうので反対されたんですけど、 でも、私はこのチャンスを逃したくないと思ったので、 一か月ぐらい毎朝おはようより何より『東京に行く』『東京に行く』って言い続けたんですよね。 『東京に行くから』みたいな。(父は)最初の方イライラしてましたけど、さすがに折れてくれて。 『もう、わかったよ』って言って。(上京は)中学二年生の冬とかだったんですけど、 東京の街にまず慣れなくて、『なんなんだ、このビルの数』とか、『なんでみんなこんな歩くスピード 早いんだろう』とか、常にお祭りみたいじゃないですか。人が多くて。 それに慣れなかったので。あと、中学生で一人暮らしが認められないっていうのもあって、 知り合いの所、湘南にあったんですけど、湘南からずっとお仕事通って 」
黒柳徹子さん「社長(松浦亜弥さん)。顔はお人形さんみたいなのに、おっしゃることがずいぶんとはっきりして。」
松浦亜弥さん「そうですね。知り合いに『中におっさんがすんでるんじゃないか』ってよく言われちゃうんですけど。 あんまり、女の子女の子、育てられてないので、けっこうスパルタだったので。 『やられたら、やりかえせ』とか、女三姉妹の長女なんですけど、 妹が泣いて帰ってくると、『亜弥、お前が行って仕返しして来い』とか。 あと、三歳ぐらいから、『空気を読め』って育てられたものですから」
松浦亜弥さん「ブーンブーンと悪いことをしてた両親が知り合って、結婚して生まれた子供なので、 考え方がヤンキーといいますか、暴走族といいますか。 あと、上下関係に厳しかったりとか、考え方がまっすぐだったものですから。 よくよく考えてみたら厳しかったですね。長女だから、 何にしても私が怒られましたし、 妹が何かしても私が怒られましたね 」
黒柳徹子さん「松浦亜弥さんの今の年齢でお母さんはもう子供がいたそうですね？」
松浦亜弥さん「私は、いつも尊敬してるんですけど、私はいつもいっぱいいっぱいなので、絶対子育てなんて出来ないと思うんですけど。 (お母さんは)最近(妹も9手が離れて、自分は習い事したり、お友達と旅行行ったり、 楽しくやってる姿を見ると、なんかいいなって。私もあんな風な母親になりたいなと思います」
黒柳徹子さん「母親になりたいとお思いになられます？」
松浦亜弥さん「もちろん思います。子供は大好きなので、早くそういう風になれればいいなと思いますけど、 まだちょっとだめですね。まだ自分のやりたいことがいっぱいあるので。 (お母さんは)一こしたに年子で妹がいるので、大変だったんだろうな」
お母さんは介護の資格を三か月で取ったそうです。

黒柳徹子さん「国民的アイドルと言われて、荷が重くなって、大泣きしたこともあるんですって？」
松浦亜弥さん「3、4回はそのポイントがあって。美空ひばりさんの『草原の人』という曲を歌う ってなった時に、美空ひばりさんってお名前は知ってましたし、あと、『川の流れのように』歌ってる人だっていうのは、 知ってたんですけど、それぐらいしかなかったんですよ、情報が。 おばあちゃんたちに聞いたら、『神様みたいな人だ』って言うんですよ。 映像を見て、ちょっとだけ見ようと思って、気づいたら、 2、3時間ずっと見てて。すごさを感じて、どうやって歌っていいのか、わからなくなって。 不安になって。その時はつんく♂さんに『美空さんも若いときからお仕事してるけれど、同い年だった頃を考えると、 お前も決して負けてない』と。『自分は自分でいきなさい』という言葉を頂いたので、 楽しく歌うことができたんですけど 」
黒柳徹子さん「国民的アイドルと言われても・・・と思ったことは？」
松浦亜弥さん「ありましたね。デビューして、1年半2年ぐらいジェットコースターに乗ってるみたいに 毎日毎日いろんなことをしていて、振り返る時間もなかったので、忙しすぎて」
黒柳徹子さん「そういう時はどうやってのりこえてたの？」
松浦亜弥さん「とにかく、一人で泣いたりとか」
黒柳徹子さん「お母さんに相談とかは？」
松浦亜弥さん「離れて暮らしてたので、心配させるといけないと思って。でも、気づくんですよね。 生放送の番組出たりすると、『なんか、目腫れてない？』とか。 口に出してないのに、『なんか、熱っぽい顔してるね』とか。 実際熱があったりするときに言うんですよ。あ、嘘つけないなって。 (母のことを)地元にいる頃は『うっさいおばさんだな』とずーっと思ってました。 もうガミガミガミガミと思ってましたけど、 離れてみると、やっぱり怒られるという事も最近してなかったから、 いいものだなと思ってます」
黒柳徹子さん「今でも、あの時の洋服は、とかいろいろと言われるんですって？」
松浦亜弥さん「ええ。うるさいんですよ。なんかプロデューサー気取りで。 『あのピンクあんたに似合わない』とか。関西人なので、『私だったらああ返してた。 もっと笑いが取れてた』とか言ってくるんですよ。 『芸人じゃないからいいんだよ』って言うんですけど、『もっと面白くできたのに』とか」

松浦亜弥さん「(スペシャルオリンピックの応援歌)先日ジャパンの開会式でも歌を歌わせていただきました」

黒柳徹子さん「タイプの人は？」
松浦亜弥さん「空気が読めて、気が使える人がいいですね。例えば、飲み物なくなってるな、とか」
(2008/5/23放送 テレビ朝日「徹子の部屋」より)

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